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2010 第11回台北懸貢寮国際海洋音樂祭 

台北市内から、東北部へ電車で2時間。
今年、11回目を迎えた台北縣寮国際海洋音楽祭は、白砂が美しい貢寮郷福龍ビーチで、毎年、台湾の学生たちが、卒業試験を終え、ホッと一息つく7月前半の週末、3日間行われる台湾最大の音楽祭である。
総人口2300万人の台湾で、まいとし来場者は50〜60万人、また、台北縣政府が主催であり、3日間全日程フリーチケット、出店業者も全てフリーという、何ともお財布に優しいイベントでもある。
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2000年、ロック愛好家とインディーズバンドによって発起され、当時台北懸がPRしていた「ひと田舎、ひと特色」の精神にマッチしていたことから、台北縣の全面的支持を獲得、全面的な経済支援の下で第一回音楽祭が成立した。
開始当時、スタッフ達は、台北縣の東北角海岸、金沙灣、龍門なども視察したが、バンガロー風レストラン、会場レスキュー隊などの設備が充実しており、又、駅からも近く、景観も美しく、最も理想的な海洋音樂祭の会場として、福龍ビーチが選ばれた。

今年は、第11回開催を記念し、過去の栄光を辿り、過去にコンペティション部門で入賞したバンドが多数参加、初日の大舞台には、現在も台湾インディ−ズシーンで活躍するSODA GREEN、盧廣仲、Tizzy Bacなどが出演し、会場を湧かせた。2日目は、全213バンドの応募から、最終選考に残った10バンドによるコンペティションが行われ、皇后皮箱が「海洋独立音樂大賞」を、沈黙之音/固定客solidorの2バンドが「評審團大奨」、BERIGHTが「海洋之星」を受賞し、涙の受賞スピーチは温かい拍手で包まれた。3日目は、8ヶ国から招聘されたアーティストによる「世界ロックの夜」。日本からは、唯一SuGが招聘され、豊富な色彩と衣装、スタイルで「ヘビーポジティブロック」を歌う彼らは、黄色い歓声に包まれ、場内を湧かせた。
SuG!
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小舞台の様子
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大舞台の様子
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新聞各紙報道、ニュース報道などに因ると、3日間の動員数は57万人、台北縣政府観光遊旅局しらべに因る経済効果は、7億円(1日で売れる弁当の数6萬個、セブンイレブン内シャーベット3000杯など)ゴミの量126トン。
総人口2300万人の台湾で、57万人動員ということは、約40人に1人が訪れた計算になり、その規模のすごさを計り知ることができるだろう。また、現場関係者より、関係者各位が、「情熱的で大変親切である」と聞いていたが、実際に現場に足を運び、ヒアリングし、この言葉の通り、関係者各位、大変親切にしていただいた。
1日に配置される警察官350人、消防(レスキューなども含む)250人、その他、台北縣政府、貢寮郷公所、ボランティアーなどを合計すると、1日に1000〜1200人の人たちが、このイベントを支えており、これだけの大所帯でありながら、時間の遅れもほとんど無く、素晴らしい運営力だな、と感じた。
又、これだけの来場者が居て、酒類が提供されている会場で、橋から飛び込む人や、溺れる人、怪我人や、負傷者も出ず、大きなトラブルも出ないのは、本当にすばらしい。
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3日間とも、天気に恵まれ、気温は毎38度近くあり、常に水分補給しながらの視察であったが、貢寮国際海洋音楽祭の益々の興隆と、今後、この福龍ビーチの舞台に、沖縄のアーティストのみならず、日本人バンドがわんさか出演する日がくることを願う。
text:KUMI

LinkIconhohaiyan Festival official HP



春天 Spring Scream Festival

2012-06-08

今年で11年目を迎え、台湾で開催される自然の中の音楽イベント。

spfloor.jpg台北から車で5時間、台湾の最南端にある人口3万人のリゾート地、
墾丁で4月2日から3日間の日程で開かれた音楽イベント「スプリング・スクリーム」は、
今年16年目を迎える。
台湾在住のアメリカ人と、台湾の友人たちが、わずか数人で立ち上げたミュージックフェスティバルだ。
 開催当初の台湾では、オリジナルバンドを組んで活動する習慣があまりなく、
同イベントが人々の理解を得るのに時間を要した。
エントリーバンドは1999年ごろから100組を越え、
現在では500アーティストに達するなど、着実に実績を重ねている。

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 開催期間は、毎年4月上旬の週末3日間。
7つのステージに世界中から230組のオリジナリティー溢れるアーティストが出演。
来場者数は約2万5000人で、観光地で行なわれる音楽イベントとしては台湾最大だ。
 数年前から企業やメディアもスプリング・スクリームに便乗し、
近隣で多数の音楽イベントを開催。宣伝や設備に多くの資金をつぎ込んだ後発に対し、
インターネットや音楽コミュニティーのネットワークが中心となっている
同イベントは、安定した集客を確保している。
「スプリング・スクリーム」主催者は、「同時期に他のイベントが開催され、
多数の音楽ファンがこの地域に集まるのは喜ばしい事だ」と相乗効果を強調する。
 ホテルやレストランなど、地域ぐるみの協力や、最南端の観光リゾート地とい
う立地条件が相まって、台湾各地から多くの若者がこのイベントへ足を運ぶ。
地元紙によると1日の入域客数は10万人を越える。
半面、300余りの宿泊施設(現地警察調べ)はすべて満室で、
来場者が野宿を余儀なくされる施設不足の問題も。

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同イベントの特徴は音楽関係以外の写真家・デザイナー・映画関係者など、
個性的なクリエイターが会場を演出しているという点。
出演者の年齢や国籍も多彩で、個人単位の自発的な交流が、
イベントの魅力の一つでもある。クリエイティブな人々に注目されているという付加価値もあり、
台北で開かれる映画祭の告知など、他のイベントのPRの場にもなっている。

自然の中の音楽イベントという性格から、賛同企業などとともに
環境や平和・動物保護のメッセージも発信している魅力的なフェスティバルだった。

text: takeshi_irei

LinkIconSpring Scream Official Site



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